JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■牛用メタカム発売20年 ベーリンガーインゲルハイム

2019-04-25 12:44 | 前の記事 | 次の記事

 ベーリンガーインゲルハイムは、4月11日、牛用メタカム(一般名:メロキシカム)が発売して20年を迎えたことを発信した(ドイツ)。最初に犬用として承認を取得したメタカムは、炎症性疼痛症状の治療薬として、その後、猫、モルモット(欧州のみ)、豚(欧州のみ)、馬(欧州のみ)、羊(カナダ、オーストラリア、ニュージランドで承認)で承認を取得してきた。現在、メタカムは、世界No.1の畜産動物用疼痛・炎症治療薬ブランドとなっているとのこと。なお、日本での牛用の発売は2008年のこと。またメロキシカムは人用の医薬品としても使用されている。

 同社が発表した牛での治験・効果の概要は以下の通り。

  •  メタカム注射液は、当初、ドイツで牛の呼吸器病にかかった若齢牛の補助療法として承認され、発売された。2000年代初めには、メタカムは、抗生物質療法との併用で乳房炎における使用が承認された。
  •  メタカムは痛みを伴う乳房炎の炎症症状を治療するのに加え、乳房炎の補助療法として使用すると、体細胞数が低下するという結果が出ている(J Dairy Sci 2009, 92, 4421-4431)。また、標準的な抗生物質による治療に追加すると、乳房炎にかかった牛が廃用になる確率が低下した(J Dairy Sci 2009, 92, 4421-4431)。このような牛では、細菌学的治癒率も向上する結果が得られ(J Dairy Sci 2016, 99, 2026-2042)、さらに、妊娠率の向上も認められた。
  •  メタカムは子牛下痢症にも効果があり、早発性下痢の子牛の症状を改善した結果が得られている(J Anim Sci 2010, 88, 2019-2028)。さらに、メタカムには鎮痛作用があることから、除角後の牛の疼痛軽減に対して海外において承認された初のNSAIDとなっている。また、帝王切開などの開腹術後の疼痛軽減に対して承認を取得している唯一のNSAIDである(カナダおよびオーストラリアで承認)。

https://www.boehringer-ingelheim.jp/biahj

問合せ:ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社 Tel 03-6683-7211