JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■家畜人工授精師 超音波診断装置の活用始まる

2019-02-15 22:38 | 前の記事 | 次の記事

講演中の大澤健司先生

写真右は冒頭で挨拶を述べる宮島成郎会長。宮島会長は「携帯型超音波検査装置を繁殖成績の向上に活用して欲しい」と述べた。

 家畜人工授精優良技術発表全国大会の審査が行われている時間に宮崎大学の大澤健司先生による特別講演 「家畜人工授精師の超音波検査装置の利用について」が行われた。大澤先生は家畜繁殖成績に関する基本事項を述べた後、牛の発情周期と腟検査・直腸検査の基本、超音波検査の基本、超音波検査による発情鑑定について、わかりやすく解説した。

 従来は家畜人工授精師は診断器機である超音波検査装置は使用できなかったが、「牛繁殖基盤強化技術向上事業(平成 29 年度~平成 31 年度)」(公益財団法人全国競馬・畜産振興会助成事業)により家畜人工授精師も使用できるよう整備された。またその装置の使用範囲については、2018年に公益社団法人日本獣医師会との間で、ガイドラインが作成された。

 これまで手技に頼っていた直腸検査の判断に画像が加わることで、より正確な判断が下されることが期待される。

 日本家畜人工授精師協会では、富士平工業株式会社の携帯型の動物用超音波画像診断装置HS-102Vを3機購入し、すでに講習会を北海道、愛知県、岡山県で開いている。講習会の講師は、北海道では松井基純先生(帯広畜産大学)が、愛知県と岡山県では大澤健司先生が務めた。次年度も引き続き講習会が行われる予定。